建築家展

～建築家だからできること 建築家と直接話せる3日間～

その場所ならではの「風」「光」「風景」 季節や時間、時の移ろい クライアントの想い それぞれ交錯する緒をよみ解き、つなげ、 時が経つほど愛される 素直で豊かな建築を造り上げたいと考えています。

住まいとは、そこに暮らすヒトのアタタカイものがカタチとなり、馴染んでいく。そして、安心して長い年月を共に暮らしていける場所だと考えています。

住まい手とたくさん対話をし、思いのたくさんつまった住まいの提案をしたいと考えています。それぞれの敷地の条件をできるだけ活かし、より快適な暮らしが出来るようにと心がけています。

住宅とは、家族や人とモノ、環境との関係性を具現化する、そんな機能が詰まった容器だと考えています。生活スタイル全体をデザインすることを念頭に入れ、それに見合った素材、形状、質感などを検討します。いろんな場所でいろんな場面が展開する気持ちのいい、豊かで多様性のある空間をつくっていきたいと思っています。

住居は、暮らす人や家族の感受性や思い出を育むかけがえのない器です。チョットした思い付きや流行のテイストによってではなく、数十年先でも感動を得られるような、心の奥底から湧いてくる心地よさや爽快さをもった空間をつくりたいと思っています。

自然素材を使うこと。それは、今の時代が日常生活の中から切り捨ててきた感覚を、取り戻そうとする行為なのだ、と言えると思います。「触れて気持ちいい」「いい匂いがする」「古びていく様が美しい」。昔はあえて語らなくとも、誰もが知っていた感覚。現代でもまだ、語らずとも「触れれば分かる」ものだと思います。